アフィリエイトとアドセンスに関してちょっといいですか?

某所でアフィリエイトとアドセンスの話が出ていたので、興味深く拝読しており、黙っていようと思いましたが、これはこれで言うべきかと思いまして、つまらない話ですが、遠慮無く言わせていただければと。

最初にちょっとアドセンスの話なんですが、管理画面はキャプチャーでも出さないほうが良いです。特に未確定報酬のキャプチャーについてはグーグルの秘密保持に抵触する恐れがあります。

グーグルアドセンス利用規約9条:秘密保持
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、(c)本サービスにおけるベータ版機能の存在およびそれに関する情報、ならびに(d)Google により提供されるその他の情報であって、機密であると指定されるか、それが提示される状況において通常機密とみなされるものが含まれます。(中略)本第 9 条にかかわらず、お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされた Google による支払総額を正確に開示することができます。

アドセンス画面は(a)及び(b)に抵触する可能性があります。唯一今月◯円収益が『振り込まれました』という文言及び統計は記載することができますが、「見積もり収益額」は正確な開示ではありません。

グーグルは「抵触するから注意するように」とは言いません。ある日突然契約を解除し、異論は認めてもらえません。修正したとしても判定が覆る事はありません。完全なる殿様なのでリスクを負ってまで信憑性を求めて公開するのは控えられたほうが良いですよ。

アフィリエイトは気軽にやるもんじゃない

ブログは気軽に始められますが、前にも書いたように、稼ごうとする場合、継続するのが激ムズです。合う人には合うけど合わない人には全く合わない、それがアフィリエイトの世界です。気軽にやるもんじゃありません。時間の無駄です。

とはいえネットビジネスなので、元手資金が0円からでも始められる事は魅力的だし、成功している人は月商100万から1000万でも実際に存在する世界であることは間違いありません。事業化すれば月商1億も狙えるようですし、そもそもの話をすればヤフーでさえ広義のアフィリエイトです。

その一方で、成功しようとすれば間違いなく『尋常じゃない時間と労力』を費やす必要に迫られるのがアフィリエイトです。

楽して稼げるとは口が裂けても言えない

このブログを例に出しましょう。2月から開設して8月までの6ヶ月間をかけました。特に7月8月は毎日更新をしています。9月現在、1日あたりの売上はわずか350円です。

6ヶ月間サイト記事を作り、期間工・期間従業員の検索で1ページ目に来るように狙ってもこのレベルです。ただ、需要と供給の関係上、上下動はあるにしても継続すれば右肩上がりになるのがアフィリエイトでありアドセンスです。もちろん読者の中には天賦の才が芽生え、私よりトントン拍子に行く人もいるでしょうが。。。

サイト運営で最も難しいのがアクセスをどう増やすかです。確かに期間工ブログは穴場なので、比較的楽にアクセスは伸びてくるかもしれません。でもいずれは頭打ちになるのは間違いありません。ですからトップランカーは自分の会社以外の情報を血まなこになって求めているわけです。

彼らと同じようなページが作れるか?と聞かれると、大半は無理だと思うはずです。それを可能にするのは「経験」しかありません。ブログに慣れ、アフィリエイトに慣れ、キーワード選定に慣れて初めてユーザーが求める、つまりはアクセスされる記事になるわけです。

2年11ヶ月経過した期間工が「振り返ってみると案外早かったですね」と言って去っていくのと一緒です。そこには間違いなく2年11ヶ月という膨大な時間と労力がかかっているのに、振り返ってみると早かったように思うから言えるのであって、ビギナーからすれば2年11ヶ月先にしかニンジンが無い事に変わりは無いんです。

儲かるんだ!やってみよう!で突っ込むと間違いなくヤケドしますよ!

「良い良いって言うからやってみたけど全然稼げねぇぞ!」
『誰も簡単とは言っていない』ってなっちゃいます。

事業であることを認識するべき

ブログで広告を貼って収益を得たい場合、基本的に毎日1記事以上、1000文字程度以上の文章量が望ましいです。もちろん不可欠ではありません。書きたくない時、書けない時あると思います。そういう時は書かなくてもいいんです。(文字数は目安で都市伝説です)

前提となるのは1記事1商品という考え方。休んでも誰も何も言いません。何も起こりません。ただ、成功する日が1記事分遠のいたね、という程度です。自分のペースでいいんです。でも収益を得たいと思うなら事業としてやるべきです。だってアフィリエイト報酬は事業所得なんだし、相手に見てもらうために書くものだから。

だから気が向いた時に書く程度で稼げる額なんてたかが知れてるし、たかが知れてる額が出来るまでに何日も何ヶ月もかかるのは馬鹿らしいです。それならタバコや酒を週一に控える方がまだ経済的ですし効率的で有意義です。

アフィリエイトにしろネットショップにしろ、アクセスがなければ話になりません。ただ最近のグーグルは本当にへそ曲がりで、文字数が少ない上にアクセスが少ない記事はゴミだと見ています。ゴミが100個集まってもやっぱりゴミなので、検索しても10ページ目とかもっと下の方にあるか、そもそもゴミなので検索にヒットさせないようにしたりします。いわゆるペナルティがあります。

だからこれからブログをやる人は、「今日はセブンで買ったお弁当を食べました。以上」で稼げるほど甘くない事を認識しておいてください。

テーマ型サイトアフィリエイトで稼ぐ

株、FX、転職、競馬、引っ越し、中古車買い取り、ダイエット、健康などなど、稼げるテーマはたくさんあります。成功すれば月商100万円は当たり前な世界です。失敗しても0円かせいぜいサーバーとドメイン代くらいです。

ぶっちゃけ、ちょっとやそっとじゃ成約なんてしません。そのくらい群雄割拠状態です。アクセスはあっても成約しなかったり、成約が安定しなかったり。その前にそもそもそのテーマで100記事書けるか、という事がまず第一関門です。自分では書けないなら外注して書いてもらったりという手段もあるので、第一関門はさほど難易度は高くありません。100記事うまく書けたら今度は成約するキーワードとのすり合わせです。毎月たった◯件で◎万円じゃん!と思うのはすぐできても、達成できるのは早くても3ヶ月から半年後です。その間ほとんど評価されません。それがアフィリエイトです。

ちなみにサイトが評価されるのは6ヶ月以上400記事以上からだというのは第一線の方の話。

個人的にはかなり推奨する事業

簡単ではない、超絶に難易度は高いけど、難易度の高さは「継続」するだけでクリアできる程度のものです。毎日毎日青汁の事ばかり記事に書ける人は今すぐやるべきだし、毎日毎日引っ越しについて書ける人は有給を消化してでもパソコンに向かうべきです。

そうでない人、趣味も特技も無いしパソコンにも詳しくないけど稼げるならやってみようかな、な人は悪いこと言わないからやめとけ。というかまずは毎日ブログ書けるようになってから考えて。

メリットばかりが目に入るから、流されてやってみようと思う人が多いと思うけど、トップランカーが最後に言った「簡単ではない」という言葉は結構な重みがある事を分かって。

やる価値は大いにあります。というかやるべきです。稼げるようになったら仕事の概念は間違いなく変わるはずです。だから挫折してほしくないんです。簡単に突っ込んでヤケドしてやっぱ稼げねぇじゃん、で終わるのではなく、今まで書いてきた事を理解してもらった上で、それでも「自分の人生を始める」ために自分の時間を投資したいと思って取り組んで欲しいんです。

他ブログに干渉することは本来望ましくありませんが、今回だけはどうぞお許しくださいませ。申し訳ありません。
もっちゃん拝