経営者意識を持って仕事をしている期間工っているの?(説得力はない)
経営者意識の新卒採用って2010年頃にもてはやされた言葉なんだけど、今日ふとそういう言葉を思い出したので、2016年最後の勤務日にこの話をしよう。
ちなみに説得力ない話だからそのところよろしく。
経営者意識ってなにか
ユニクロも一時期経営者意識を新卒採用に使っていたし、コンビニ業界でも百貨店業界でもそういう言葉が使われてて、結構いろんなところで新卒採用に経営者意識を求める時代がありました。
経営者意識とは一人一人が自分の会社だという意識をもって取り組むこと。簡単に言えばそういうこと。コスト意識や改善などにも主体的に取り組んで行こうみたいな、そういう話です。
ちなみに最近の流行りは「グローバルに活躍できる人材」「世界に通用する人材」なようです。語学力はすでに備わっていて当たり前な世界がすぐそこまで来ていますね。
工場では今、経営者意識を持つと上司受けがいい
トヨタの工場では自工程完結がずっと叫ばれてる。ダイヤモンド社によると 、「自工程完結」というのは、すなわち「やるべきこと」を意識することが重要で、「目的・ゴール」は何か、というところから始まり、それを達成するために、「プロセス/手順」や「判断基準」「必要なもの」を決めていくことだそうです。
難しい話っぽいけどこれが経営者意識じゃんって話なわけです。自工程の品質に徹底的にこだわる、粗悪品を次工程に流さない。
これを期間従業員ができるかどうかは別としても、求められていることはほぼほぼ間違いないと感じるんですよね。この考え方ができてる瞬間っていうのは上司受けが良くて、一体感がえられるように思う。
期間工がどこまでやるか
僕自身の感覚としたら、期間工は報告連絡相談がやれるだけで、うまく取り持てるよなぁと感じるし、実際のところ、それすら出来ていない人が多いように思う。ラインにただ居ればいいとか、工程が完璧にできればいいとか、そういう人がうちの組には多いように感じる。
報連相を心がけてるなぁと感じても、何か一言多かったり、逆に少なかったりで、プロパーをイライラさせる人がちらほら。
そういう時こそ経営者意識が有効じゃないかと感じていて、つまりは自分が自分の工程を「外注」されていると思えるかどうかで動きが変わるよなって思う。
自工程のコストから教育、変化点報告まで責任を持って果たせているか。現場で上手くいかない時はこういうことを心がけるといい。
なんか、すげぇお前何様だよ感が出てるけれども。間違ってないかもしれないけどお前に言われたくないって人もいると思うから先に謝っとくね。
社員になりたい人は経営者意識(自工程完結)を勉強してみることおすすめ。
現場からオフィスまで、全社で展開する トヨタの自工程完結―――リーダーになる人の仕事の進め方
ダイヤモンド社 著者:佐々木 眞一
工場の現場にグローバル人材の波がいつくるか
これ多分2020年以降かなと思ってます。今だと課長や組長レベルがこうした能力を求められているっぽくて、海外から来た人の教育をTLが任され始めた感じはあるけど、まだまだだろうと。
期間工にまでこれが求められることは絶対ないと思うんだけども、求められずともコミュニケーションが取れるっていう人はかなり重宝されるのは間違いない。オフィスワーカーがどうなってるのかは凄く興味あるけど、そこを知ることはできないから残念。
改善改善っていうのがトヨタらしさだけど、その一歩手前の提案だったり自分の工程に求められていることや、自分に求められていることを再確認してみることから始めてみるのもいい。周囲の期待値を超える取り組み、そこまでやるのと思われる取り組みがあったら、みんな喜んで推薦してくれるから。
こだわり=ブランド
自己ブランディング、大事です。自分はここまでこだわって仕事やってますよアピール、大事です。
社員登用が厳しさを増す中でどうやって勝ち残っていこうか、それには何よりも味方を増やすことが不可欠なので、応援したくなる=同僚として欲しがられる働き方を考えていかなければですね。
工程が完璧にできて当たり前、報連相ができて当たり前、やる気が見えていて当たり前。みんな当たり前にクリアしてくる中で、どこで一歩抜きん出るかを考えなきゃ、単なる時の運になってしまいます。最初に手をあげれば受かるならそんな楽な入社試験なんてないですけど、それが全てだと思い込んでいる人は結構いるんです。もちろん重要だとは思うけど。
新規採用はその他大勢との差別化が絶対的に必要で、いい意味でこいつは違うなとどう思わせるか。若さは武器だから若い人ほど受かるけど、30以上はそうもいかなくなってくるから同じことやってたらダメだと、個人的には、個人としては思うんですよね。
某所に書かれている社員試験の内容は、僕はほぼ間違ってないと思ってるけど、大体その手の話は一般社員から聞ける内容だし、あれはあくまでも当たり前でみんながやってくるレベルだと思うので、三次情報より二次情報を求めて行くことを強くおすすめします。
ともかく、私はこういう働きをする人です、というのを明確に打ち出していくブランディングが重要です。
なんて話をすると、また「社員試験受けてないのに勝手なことを!」とか、「説得力なさすぎ」とか言われそうなので、妄想も妄言もこのあたりにしておきましょう。ご批判は一切受け付けませんので悪しからず!
妄想に思いを馳せる、そんな師走。みなさま、佳いお年を!(更新はもうちっとだけ続くんじゃ)
ディスカッション
コメント一覧
採用試験の話しを周りの期間工から聞くと、創意工夫が月に何件必要、社員と仲良くなる事が必要ってよく聞くけど、受かろうとする為の努力を履き違えてるような気がするなーって思ったりするのは自分だけ?
>>匿名様
取りたい人物像というのが組ごとに違うでしょうから、多分そのせいもあるのかもしれないです。量も質も必要なのに量だけ行ってしまう人がいるんじゃないかと思うんです。
面接官の手元資料と目の前の自分を考えると、現場での活動は限定的な効果しかないでしょうから、最終的には面接時の態度対応次第、そして採用枠の話に落ち着くんでしょうけども、その限定効果のためには創意工夫を出す姿勢や視点、工程内でのコミュニケーションや働く姿勢が必要になる、と私は妄想しています。
推薦状がどの程度推薦されるものかが分からないのでなんとも言えませんが、兎にも角にも「入社試験」ですから、面接官を納得させることを即答できるかにかかってると思っています。
なるほど。
安易な物の言い方をして申し訳ありません。
もっと深く考えようと思います!
>>匿名様
いえ、いえいえ、安易とは思っておりません。むしろ私も一緒の印象でした。そんなことで本番突破できると思ってるのは怖いなという人が何人かいます。
若さは武器だし経験者の語る話は重要だけど、組長も合格者も、聞かれることはわかっていてもポイントまでは分からないし、仮説の域は出ません。僕もそうですから、実際のところ何が重要なのかは人事しか分かりません。分かるはずもありません。
ただ、世間一般の採用活動に準じているなら、狙うべき穴というか、人事が好きな話題やら人物像みたいなのがあるはずなんで、そこは各社のWebページ見てたら見えてくるので会社に合わせた像を作れば・・・と。
僕は創意工夫まったく出してないので今から頑張っても多分\(*^◯^*)/オワテル