ジブリの立体建造物展の感想！ラピュタが雲に覆われている理由が判明！

2016年7月16日

またとない機会！豊田市美術館でジブリを満喫！

さて、７月１５日からいよいよ豊田市美術館がジブリ色に包まれました！早速行きました！結論から言おう！大満足である！

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展示物の撮影は一切禁止

・・・もう本当申し訳ない。そういう理由なので写真ありません。ただ、私も三十余年生きておりますが、今日ほど写真を撮りたい衝動にかられた日はありません！そのくらいクオリティが高かった！

普段知り得ない建物の秘密を網羅

千と千尋の神隠しの油屋の３メートルはあろうかと思われる巨大模型が見どころの一つ。最初の写真の建物です。油屋の裏側がどうなってるかご存知ですか？

借りぐらしのアリエッティの住居のレイアウトや構成部品を見たことがありますか？

それらがすべてわかるんです！

展示ブースもこんなに広いから！！！

展示物の中にはセル画（映画の１コマとなる完成された絵）の他に、絵コンテ（映画を作る前の草案、監督の頭のなかを整理するような手書きメモ）もあるんです。そこには宮﨑駿監督の直筆で様々な要素が書きこまれています。好きな映画であっても「え！？そうだったの！？」と思うような設定があり、それらを楽しめるのもこの展示企画ならでは！

>>【画像あり】ジブリの立体建造物展。2度目訪問でもやっぱり感動！
2016年8月28日の記事へ

>>リニューアルオープンの名古屋ノリタケカフェにジブリ食器多数！
2016年9月1日の記事へ

天空の城ラピュタを囲む大きな雲は、雲発生塔によって作られていた！

天空の城といえば竜の巣と呼ばれる大きな雲！

パズー「雲です！とてつもなく大きな雲！」
ドーラ「竜の巣だ！」
パズー「竜の巣？これが！（中略）父さんは竜の巣の中でラピュタを見たんだ！」

小学校の時に入道雲を見たらラピュタを思い出すくらいに私達に根付いているこの巨大な雲、実はラピュタの庭園についてる丸い建造物から発生しているんです！

ラピュタのブースを眺めていると、ラピュタの全体像を描いた絵コンテが飾ってあって、その絵コンテの中に複数箇所「雲発生塔」なる文字が。

なにぃぃ！ですよ。あの雲はラピュタの技術によって人口生成されていたものなんて！もう目が点ですよ！親方ぁ！俺の目からうろこがぁ！

ナウシカの腐海の植物も○○している！

全部を紹介しきれないくらい新発見の連続です！風の谷のナウシカの腐海の植物は実は光合成しているなんてこともこの展示会が無かったら知る由もなかった！映画では当然語られないけれども、どうやって腐海の植物が繁殖していくのか、その一つ一つの進行具合についてもしっかりまとめられているんです！

親子連れからカップルまで、大人も子供も楽しめる新スポット！

本当に満員御礼がふさわしいくらい人で賑わっていました。

私は閉館１７時３０分の１時間３０分前となる１６時に入りましたが全然たりませんでしたね。閉館後建物から出る人も相当数で、反響の大きさが伺えます。そして誰一人不満を口にしてない満足度の高さ！

カップル、親子がすごく多かったです。名古屋からでも１時間かかるけど絶対に来たほうがいい美術館だと思います。

豊田市美術館自体すごく綺麗な建物ですから、夏休みを利用して心からゆっくりしてみるのもいいね！

公式本は絶対に買ったほうがいいよ！売店も充実！

売店で販売されている公式本はマストアイテムです！企画が写真撮影禁止な分、それを中心とした多くの資料を網羅している見応えある一冊です！これを見ながら子供たちや恋人とジブリの話題に華を咲かせるのも素敵ですよね！

正直ここまで良い企画だとは思ってもいなくて、人が少なくなった頃を見計らってもっとゆっくり見たいなと思っているくらいです。売店も魅力的な、しかもこの展示会のために作られたものも多くて、「かわいい！」「欲しい！」「やばい！」という声だらけ！ラピュタのネックレスを欲しがる女の子の駄々こねっぷりが周囲を癒やしてました！

あなたもこの夏、豊田市美術館のジブリ展で童心に戻ってみましょう！
一般は１４００円です！土日祝日は豊田市駅からのシャトルバスも出ているので、暑い夏でも大丈夫！シャトルバス乗り場には当日券百円割引券も置いてありますよ！

ネタバレ的な感想

さてさて、一人で乗り込んだジブリの立体建造物展。カップル率がすごくて妬けましたね。名古屋駅でも広告を大々的に打ってるから、結構流れてきてるんだろうと思えるくらい、新しいデートスポットになってる模様。

※展示物の中にはかがみこむように見るものが複数あります。夏場で薄着になる季節ですから、胸元が緩くない服装にてご観覧ください。

展示されたものには、ほとんどキャラクターは出てきません。本当に建物にクローズアップされた展示会です。でも不思議と感動するんですよね。作りこみが半端じゃなくて、映画には出てこない側面まで考えられていたり。腐海の植物の根っこなんて、あってもなくても変わらないのに、そこまで設定されてる。ここが客間だとか、ここがブラインドで動くよとか、ともかくすごく細かく緻密なところまで考えぬかれたものがジブリ作品なのだと気付かされます。

借りぐらしのアリエッティってレンガを縦にした高さの世界なんだな、なんてジオラマ見なきゃ気付かなかったですしね。人物が描かれていない風景であっても、その時のシーンが思い浮かぶし、そうでなくとも心にジ～ンとこみ上げるものがあるのもジブリの魅力ですね。

軽く二時間くらいはかかると思って行ったほうがいいです。あと予算２万円くらい用意しておくと、ショップまでじっくり楽しめると思います！

最後に改めて言います。大満足です！

公式サイト　ジブリの立体建造物展

夏休み期間中は常に入場制限なほど人気

夏休みは最初から大行列の満員御礼だった模様。9月に入っても衰え知らず、美術館の1日の来場者数を立て続けに更新しているそうです。ジブリ人気凄い！！！

車入れてない列長い！（2016年8月21日12時現在）

宮崎駿の雑想ノート

平日の待ち時間は？

平日の待ち時間は、待ち時間なく行けるか、長くても60分程度。

休日の待ち時間は？

土曜日は30分～150分程度。
日曜日は60分～3時間30分！？

会期も終盤にさしかかり、かなり休日は混雑する模様。公式ツイッターも注意を促していますから、可能な限り平日に行きましょう。

「ジブリの立体建造物展」昨日のピーク時の様子。今後は三連休、シルバーウィークと通常でも混雑する期間に加え閉幕が重なり休日はこのような状態が続くことが予想されます。お出掛けの際は、暑さ対策を！※本日は休館日です。 #トヨタでジブリ pic.twitter.com/yeIcSp2L5E

— ジブリの立体建造物展豊田 (@ghiblitentoyota) 2016年9月11日