【期間工の体験談】たとえ期間工でもトヨタは居心地が良かったんだ

期間工を初めて2年11カ月、辞めて11カ月

期間工になって2年11カ月となる今月、とはいえ今年の頭に辞めているので、続けていたなら今までかかっていたんだな、という印象から記事を起こしています。

およそ3年は非常に長いですね。思い起こせば借金問題に悩まされる日々から解放されるために、友人から勧められた一筋の光。

期間従業員に対しての抵抗は無かったものの、工場勤務という事には少なからず抵抗があったあの日。

今では再び借金落ちしないか、というほうが怖い中で細々と日常を送っております。

頭は使わず体を動かすだけでいい

僕は、新卒で入社した会社が、日々終電で帰るような片足ブラックに突っ込んだような会社だったんです。

分からない事を聞けば「そんなもん自分で調べろや!」というのが常識で、「言われんでもやれや!」という理不尽さの横行する会社だったんです。三つ子の魂百まで、それが僕の働く事の常識になりました。

残業代は制度としてはあるものの、「残業もらえる働きをしたんか?」という謎の名文句をもらい、残業代申請は結局1度もしませんでした。

それが期間工になればどうして、「教えてもらってない事はやるな!」「言われてない事はしないで!」「残業はしっかりつけて」

最初の違和感は半端じゃなかったです。

友人へのスカイプ履歴にも、「超ホワイトでビビる」という環境への驚きが記録されてるくらいです。

他の期間工への優越感だったんだと思う

僕自身、何ができるわけでもない未経験者。

ちょっと人よりパソコンが得意だったり、口達者な性格だから、他の期間工をダシにして、ただいい子ちゃんを演じていたんだと思う。

上司に気に入られる動きをする、それがほかの期間工たちと比べられる事に優越感を覚えていたんだと思う。

ぶっちゃけ、調子に乗ってたんだと思う。

でもそれが凄く居心地が良かったというか、社会人になって以来初めて必要とされる可能性を見いだせたというか、「お前すげぇな」って言ってもらえる事のうれしさがあったんだと思う。

(退職直前に分かった事だけど、上司が僕の出身校が超名門だと勘違いしてくれていたからという事もあるらしい)

寮生活とか、通勤とか、色々思う事はあったけれど、「いい子ちゃん」でいられるトヨタの環境っていうのは、すごく居心地が良かった。

正直言うと戻りたいと思う気持ちもある

期間工として、という事でもないけど、あの環境にもう一度身を置きたい、と思う気持ちは正直ある。

日々同じことの繰り返しの中で、やれることを見つけられて、評価してもらえるあの環境は、辞めて11カ月経つ今でも、他の仕事よりは魅力が大きいんですよね。

じゃぁ社員になってその評価を得続けられるかというとまた別の話だけど、友人や知人の手前、「もうあんな環境いやですね」とは言うものの、そこに身を置く自分が、自分の人生として正解なんじゃないかとも思っています。

やりたい事が無いわけじゃないから、今こうして外の環境にいるけど、いつまでこうしていられる?という不安な気持ちも背中を押させているんだと思う。

2年11カ月たつ今でもセーフティネット

先日、再応募の手紙が届きました。もう一度期間工になりませんか?というお誘いです。

実家から離れて暮らしているんですが、その手紙が届いたと電話をもらった時に、「もう戻りたくないわ」と笑いながら言ったものの「(捨てずに)とっておいて」と言ってしまう自分の意志の弱さね。

辞めてから11カ月。「続けてたらやっと今ごろ辞められたのか」と思うと正直とても長い期間に感じられるけど、あの居心地の良かった環境を思えば、やはりセーフティネットだなと感じてしまいます。

日々そこに身を置くとやっぱり大変だなと感じるのも分かってるけど、なんだかんだで、あの2年間って、楽しかったんです。

ちょっとしみじみとした文章になりましたが、僕にとって期間工は、結構いい思い出なんですよね。