期間工のライン作業が苦痛に感じる本当の理由

ライン作業は単純作業を満了まで繰り返す肉体労働です。

ライン作業が嫌いな人もいれば、ライン作業が自分に合う人もいます。

僕はライン作業が自分に合うタイプでしたから、そこまで辛くなかったですが、同僚の多くはライン作業が辛い人ばかりでした。

もちろん単純に好き嫌いはあるんですが、続けられるかどうかはもう少し別の問題で、それがモチベーション。

仕事はモチベーションが大事

ライン作業って単純作業がずっと続くからモチベーションを保つのが大変。

大体ぼーっと過ごすとか、無駄に色々考えないようにするか、
ずっと別の事を考えて、とにかく早く終わるようにそれぞれ工夫する。

でもそれが3カ月、6カ月、1年と続くと、飽きも来るから苦痛になるんですよね。

やりたくてやってる人ってほとんどいないだろうし。

目標と達成感が大事

ライン作業に限らず、何かをやるというのは目標が持てるかどうか、それと課題を達成していく達成感が重要。

例えば営業だと販売が成功したり、提案が通ったり、適度に達成感を得られるけど、ライン作業ってそれが無い。

仕事への手ごたえが得られにくい環境なんだよね。

たまたまうまく行ったとか、大口の契約が取れたとか、そういう事が起こらない環境だから辛くなる。

タクトタイムに間に合うようになったとかも、その時で終わる事しかないから、次第に退屈になってくる。

目標も金銭面での目標しかないけど、金銭面での目標ってモチベーションと直結しづらいんだそう。

ライン作業が苦痛に感じる本当の理由

単純作業だから、という事ではなくて、やってる事の意義が見いだせないという事。

そもそも自主性の無い作業で感じる「やらされている感」はモチベーションの最大の敵なので、やらされ続けるライン作業が苦痛に感じるのは当然の話なんですよね。

心理学者にハーズバーグという人がいます。

労働におけるモチベーションを研究してる人なんですけど、モチベーションを持つために必要なのが「仕事内容、達成感、承認、責任、昇進、成長」だと言ってます。

仕事内容は、自主性が持てるとか、意義を感じられるか、という事。その他を含めて期間工にはほぼ無縁のものばかりなんですよね。

正社員なら責任、昇進、成長があるんですけどね。

んで、じゃぁ金銭面で納得できればいいんじゃないかと思うだろうけど、実はモチベーションに影響しないぞっていうのがハーズバーグの理論。

給料がいいだけじゃモチベーションは上がらない

仕事に見合った対価がある、というのは確かに大事なんだけど、それって「不満」が解消されるだけで、「これだけもらってんだから頑張るぞ!」っていうのは一時的なごまかしにしかならない。

もらえて当然、みたいな感じになってくるしね。

ただ、給料が悪いと不満が生じて、それ自体がモチベーションを下げる要因になる。

モチベーションを上げる要因にはならないけど、下げる要因にはなる。

だからライン作業を続けさせるためには、良い給料が絶対必要なんですよね。

危険作業だから高いとか、非正規だから高いとか、そう言う人も少なくないけど、経営者側は効率と生産性しか見てないですからね。

期間工が給料がいい理由もそこにあるはずなんです。

給料はいいけどつれぇ~っていうのも、理想っちゃ理想なんですけどね。

そもそも人がやるには大変な生産方式だから。

モチベを保って仕事するには?

こればっかりはバカマジメになるしかないんですよね。

ライン作業がそもそも人間に合うものじゃないから、「その作業が絶対に重要なんだ」と思いこむ事が大事。

自分がやってる仕事の重要性を認識すればするほど、モチベを保って仕事ができます。

期間工は昇進もなければ責任も成長も無いし、認められるようなシーンもそんなに多くないから、社員希望で動いたり、よほど責任感が強くない限りはライン作業が苦痛で仕方ないのは、ある意味当然。

ライン作業がそもそも好きなんです、という人以外は、バカマジメに仕事をするのが、モチベを保てるヒントになります。

とはいっても、わざわざとモチベを下げてくれる社員の下で苦しんでる人たちも相当いると思うと、なんだかなぁって思いますけどね。