自動車業界の非正規社員数1位はトヨタ、2位はデンソー、3位以下は?

東洋経済データが過去5年間での非正社員増加数を増加させた企業を対象として、そのトップ500を取りまとめた結果が公表されました。

全業界1位は今都市部への出店やスクラップ&ビルドを推進しているイオングループがランクイン。5年間で90,201人を増加させ、2016年調査時点での非正規社員数は261,356名となり、会社全体の66%が非正規社員という結果に。

自動車業界の非正社員数ランキングは?

それでは自動車業界の非正社員数がどうであるかについて見ていこう。

1位:トヨタ自動車 20447人

自動車業界の1位は86843人の非正規社員を抱えるトヨタ自動車で、5年間の増加数は20447人。

[引用:トヨタプリウスページ]
トランプ大統領からの名指し批判を受け、会社の一挙手一投足が注目されているトヨタ自動車は、海外連携の強化やグループ全体での生産強化を始め、上層部人事を含めた組織強化も実行中。円高での利益減見込みではあるものの、研究開発には1兆円以上の投資をしていたり、851万円の平均給与で業界3位になったり、プリウスが新車販売台数1位に返り咲いたり、アクアが上昇傾向にあったり、レクサスLCが好スタートと、決して悪い環境であるとはいいがたいので、2017年に期待したいところです。

2位:デンソー 11949人

自動車業界の2位は30454人の非正規社員数となったデンソー。5年間の増加数は11949人。

[引用:デンソーウェブページ]
2017年は期間従業員からの社員登用も増加させるとしているデンソーは、2018年から新工場も立ち上がるので来年の同調査も上位ランクインが期待できそうです。ちなみに平均年収はトヨタに次ぐ4位で834万円。自動車産業以外の業界への多角化も推進しており期間従業員の活躍の場も広がっていくのかもしれません。

3位:スズキ 11882人

3位はスズキとはやや意外。非正規社員数は20294人で増加社数はデンソーに次いだ位置にランクイン。

[引用:スズキスイフトスペシャルページ]
スズキは水素スクーターを新開発したことが先日ニュースになり、時速60キロで120キロ走行可能で、水素燃料代は満タンにしても400円程度という驚異的なコストパフォーマンス車両が注目されている一方、スイフトとソリオがトップ30にランクインを続けているので、このあたりも注目です。

トヨタ自動車との業務提携も今後推進されていくことになり、その結果として非正規社員数が増加してくれるならありがたいところです。

4位:ホンダ 9409人

4位の増加数は9409人で本田技研工業。非正社員数は32533人でランクインしました。

[引用:本田技研工業NSXページ]
トヨタとは対称的に上方修正をしたホンダは、フリードとフィットとヴェゼルが売り上げを牽引。特にヴェゼルは2014年から3年連続SUVの頂点に君臨しているので、今後にも期待がかかるところ。NSXも復活したのですが、価格が2300万以上なので、欲しい期間従業員は9年間節約生活を。

5位:アイシン精機 8328人

5位は部品メーカーのアイシン精機で過去5年間の増加数が8328人、総非正規者数が21587人になりランクイン。

まぁ期間従業員でおなじみのアイシンAWだけでなくアイシンAIなど含むグループ総計なので単純には言えないところもあるものの、自動変速機(AT)世界シェア1位のアイシンAWは今後電気自動車の駆動パーツ供給でも世界シェア首位を狙う戦略。今年来年くらいはハイブリッド関係で攻めていくそう。

6位以下は?

気になるのが日産自動車なのですが、こちらは500位以内にはランクインしていない模様。調査対象外となった可能性も考えられますが、日産は新車販売においてはノートとセレナが上位ランク、間をあけてエクストレイルという3車種しか30位以内に入っていないのもちょっと気になるところです。日産全体でみても2013年通年の45万台から比べると10万台近く減少していて2016年通年は36万台と、同業他社に比べても結構厳しめな状況にあるのでその影響かもしれません。

4月から社名を変更した富士重工業ことSUBARUは全体中47位、自動車業界ではアイシン精機、いすゞ自動車につぐ7位で非正社員数は7168人。非正社員比率は19%。新車販売台数トップ30にはランクインしないものの、年間12万台をコンスタントに生産し続ける経営を続けています。今後の増加数には注目したいところです。

2016年には世界を揺るがす不祥事が発覚した三菱自動車ですが、過去5年間のこの調査では全業界中345位に着地。5年間の増加人数は406名で非正社員数は4515人に。2016年度の7月に不祥事が発覚した同社における新車販売台数は、2016年通年では前年比85%であったものの、本年2017年の1月2月の2ヶ月間の前年比でみると58.8%とかなりの苦戦を強いられている模様。仲介業者を通じた場合、4月の現在で入社祝い金が25万円、時給が1050円、3ヶ月ごとに15万円の慰労金など条件はあまり強化している印象はなく、迷走未だ継続という感じなのでしょうか。

今回の調査東洋経済データの出典はこちら
非正社員数を増やした500社ランキング