【赤裸々】期間工にならなきゃよかったと思う4つのデメリット

2019年5月4日

期間従業員生活が初めての私。非正規雇用は学生時代のアルバイトくらいしかなかった私。そんな私が期間工にならなきゃよかったと後悔している事を赤裸々に綴っていこう。

なおここに書くのは私の場合であって全員がそうであるという事ではない。その点だけは断っておく。

1.社会人としての成長感が全くない事

私の場合、やりがいという点で言えば、期間工はやりがいゼロだ。正社員を目指す人は、この期間工生活も難なく耐えられ、新しい気づきの連続だろうが、お金を目的としている場合は、毎月の給料日までの30日間は、先月の30日間と何も変わらない。

この1ヶ月間、自分が成長できたなと思える事は?と聞かれると、全くと言っていいほど思い浮かばない。来る日も来る日も、あぁ今日も寒いな、眠いな、腹減ったな、といった生理的欲求と戦いながら、昨日とまったく同じ仕事を今日もやるという繰り返し。

工具を規定の場所より1cm下を持つだけで作業が楽になるんだなぁといった発見はあるものの、その程度でしかない。

期間工は成長しない。

期間工でのスキルは社会的に役立たず

また期間工で身につくスキルは満了後には全く役に立たない事のほうが多いはずだ。各種工具の使い方は役立つかもしれないが。実際社員の悩みですら、転職したいけれどもここ以外で通用するスキルがない、というものが聞かれる。

ボルトがうまく締められようが、マスキングがうまく貼れようが、それが期間工をやめてから手に職となってくれるかと言われれば、これは完全にノーだ。ここの技術はここでしか役に立たない。得られるのは期間工という職歴と金だけでしかない。

以前はやりがいの度合いが大きかった

ここに来る前の仕事だとほぼ毎日が発見の連続で、常に成長を楽しめていたように思う。以前の仕事なら、一年前と比べるとやっぱり成長できたな、という手応えがあったが、この1年間は愛知県に詳しくなった程度でしかない。これは自分の中ではかなり残念な事。今国家資格に挑戦しているのはその反動かもしれない。

目標があれば出会いが増え、自分が変わる

もちろん正社員になれば変わってくるはず。その環境に甘んじ、職能給なんてどうでもいい人の場合はわからないが、将来的には管理職クラスまで上がりたい人などは関わる人が増えるにつれて学びも多くなる。期間工は関われる人の数はたかが知れいるし、自分ができる事も決まっているので、成長もそれに合わせてしかなく、天井がある。

2.知人と疎遠になる事

期間工やってるなんて言えない

これまでは、地元の友人や知人と気軽に出会って過ごしてきたわけだが、愛知県に来てからは実家に帰るのは長期連休くらいしかないから、当然彼らとも気軽には会えない。

携帯で連絡を取り合う事も少なくなる。共通の話題がなくなるからだ。昨日こんなことがあってさ、という友人の話が新鮮に聞こえる反面、昨日と同じ、先月と同じ、ずっと同じ事しかない期間工の自分としては、話せる内容が全くない事に引け目を感じてしまう。

こないだうまいラーメン屋を見つけてさ、という知人の話に、じゃぁ今度一緒にいこうぜ!とさえいえない。あぁここに来てなかったら明日にでも一緒に行けたんだろうな…といったがっかり感から、連絡する回数も減っていく。

それは一般的な正社員で県外に出た場合でも一緒なんじゃね?と言われるかもしれないが違う。先に述べた自己成長があれば話せる内容は限りなく出てくる。というか実際出て来てた。

会社は違えど、友人と新規開拓の話をして盛り上がれたり、上司の話で共通項を見つけたりしていた。お互いが等しく成長感を味わえていた過去。反面、上司も部下もないような期間工生活で伝えられるような事など殆どない。二日酔いで2ヶ月分の満了金吹っ飛ばしたやつがいてさ、なんて話では到底笑いあえない。

ずっと同じことを繰り返すという事は、ずっと新しい話題がないという事と同義だと思う。ネット情報などで社会に繋がっている一方で、社会的に隔離されている感覚に陥る事がある。それが自分としては辛い。

3.寮生活で失われる自由がある事

料理をしなくても良い反面、食べられるメニューは限られる。洗濯機が無料で使える反面、使う時間を考えないといけない。トイレは一度廊下に出ないといけない。ドアの開け閉めには気をつかい、テレビの音量も馬鹿笑いも室内での会話も何をするにも気をつかう事ばかり。

(君が真面目なだけで俺は気を使わないけどとかそういうのはいらない)

風呂に入るのも、食堂に行くのも、長い廊下を歩かなければならない。春秋はどうという事はないが、夏冬、猛暑厳寒の中だと、俺なんでこんな事してんだと、事あるごとに頭をよぎる。

ちょっと話はずれるが、最近一番嫌な事は、夜中トイレに起きる事。寮の部屋からトイレに行く長い廊下を往復する間に、あまりの寒さから完全に目が冴えてしまい、再び寝付けない。それでも健康チェックシートには睡眠6時間とか書いてその場をごまかす。2時間とか3時間とか書くといちいちチェックに来られて面倒だから。「2時間しか寝てないやつに作業は任せられんから年休つかって帰れ!」と言われようものなら正直に書くが。

4.共同生活特有のストレスがある事

部屋で騒げない、これはマンション住まいだろうと変わらないといえば変わらない、だから別になんという事はない。ただ風呂やトイレ、洗濯機の共同使用についてはやはり嫌だ。

特に風呂は(何度も書いているが)足元をびしょ濡れにする輩が信じられない。ズボンを着脱するだけでも、足元が濡れていないか確認しなければいけない。ロッカーの中が濡れている事に気がつかず、着替えが台無しになった事も何回かある。

風呂の中でばか騒ぎするやつも少なくないし、かけ湯せずに湯船に入るやつも平常心を乱してくれる。泡を飛ばしまくるやつ、シャワーをこっちまでかけてくれるやつ、排水路の川上から素敵な匂いを流してくれるやつ。素敵な期間工を見るたびに、期間工になった自分に嫌気する。

洗濯機はヘビースモーカー専用を作って欲しいと思うくらいにはストレスだ。非喫煙者の洗濯物までタバコ臭くなるオプションはいらない。洗剤を2倍使ってもほのかに香るタバコの匂い。

洗濯機が止まって数分ほんの数分洗濯物を取り込むのが遅かったせいで、洗濯物がポイ捨てされてたこともある。まだ脱水中なのに蓋を開けっ放しのまま放置された事もある。なんで自分がこんな目に・・・これが期間工じゃなかったら・・・そう思う事は今だにある。

期間工にならなきゃよかったまとめ

自分の場合は、やはり共同生活であることと単調な仕事による悩み、その点に尽きる。

高収入が必要であったから、期間工職を選んでよかったと思っているし、あの時の自分の判断は間違いではなかったと思っている。ただ失うもの(というより得られるはずであっただろう様々な事)があまりに多い事には予想外というか想定の範囲外だった。

まだ1年しかここに居ないが、1年間でできる事や起こる事がとても多い事に気づかされた。気づいた事はプラスと思うが、それらを逃した事は大きなマイナスであり、やはり悔しい。

何より、自分が「成長できないフィールド」にがんじがらめにされているという事に対しては、こんなはずでは、という思いを一番強く感じさせられる。もちろん成長しなくていいからこそ、仕事でのストレスがほぼ皆無であるのも間違いないし、それは期間工職の最大のメリットだと思っている。でもやっぱりマズローの5段階欲求の最上段だけあって、自己実現はしたいという思いは限りなく強い。

ただ平穏に日常を過ごせれば良いや、という人にとっては、怪我さえしなければこの環境は素晴らしいはずだけど、俺の人生はこんなもんじゃねぇ!と日々思いつづける人間にとっては、最後の満了日まで続くすごろくの1回休みほど退屈なものはない。

期間工にならなきゃ良かった、多分人によって内容は違うだろうが、私が思う正直なところは大体こんなところだ。

期間工経験者からの反応


豚野郎アニオタ期間工さんのブログ


不二雄さんのブログ


→元トヨタ自動車期間従業員

反応の速さ、反響に少し驚きですが、皆似たような思いのなかで勤務しているんですね。最長3年縛りの期間工契約ですが、自主的に何か得ようとしないと、3年後、浦島太郎状態になりかねない、それが「期間工」かもしれないと感じます。



それでも期間工を考える方