猿投温泉に行ったけど温泉好きとしては微妙だった話
猿投(さなげ)温泉って知ってます?天然温泉施設で、豊田市から温泉に行く場合に最初に上がる候補地なんです。
猿投温泉について
猿投温泉は豊田市の猿投地区にある天然温泉施設で、全国的に有数のラドン温泉として知られています。東海三県の中で唯一、ガイドブック『医師がすすめる続奇跡の温泉』に選ばれた、薬用効果のある温泉ということで非常に人気。愛知県で初めて飲める温泉として認められた事でも有名だそうです。
多い多い。多いけど、一応学術的に低線量率放射線による免疫理想状態の形成と各種難病治療効果が信じられているということで、人の気配のない山奥でしたが、なんでこんなにというほど人も多かったです。
ここは日常を忘れるための温泉では無い
まず大前提ですが、ここは『療養温泉』です。治療を目的とした温泉で、いわゆる非現実世界を求めて訪れる場所では無いっぽい。
温泉施設なので、特に指定もありませんでしたが屋内の撮影は自粛しました。利用客の年齢層はかなり高めで超満員でした。
また、日帰り温泉施設と宿泊施設は別になっていて、宿泊者向けにはまた違う温泉(泉質は同じ)が用意されている模様。
微妙だった理由
まず自分の希望が日常を忘れられるような絶景風呂だった事がそもそもの間違い。オーシャンビュー的な温泉が好きなもので、豊田の大自然を見ながら浸かれるかなと思っていたら、特に見えない。露天風呂は比較的狭く、その上に人が多くてくつろげない。
でも室内の岩風呂はすごかったです。大きな一枚岩の壁があったり、雰囲気はありました。割りとサウナっぽい熱気のある温泉で(サウナは別にちゃんとあって)、温泉に肩まで入ってもよし、半身浴でもよし、足湯でもよしなところは満足です。ただ、人が多くてくつろげない。
飲泉専用蛇口があったので少し飲んでみたけど、温泉独特の臭みや塩気はなく、ミネラルウォーターに近い飲み心地でした。
バスタオルとミニタオル、浴衣は無料で貸してくれるのですが、さすがに1500円はちょっと高いから、総合的な評価として微妙。
食事
たまにはいいもの食べたいから奮発。海鮮てこね寿司定食、1550円。手こね寿司=ちらし寿司。一番美味しいと思ったのが真ん中にあるきゅうりのお漬物っていう。。。今にして思えば。自然薯麦とろ御膳にすべきだったかと思うけど、自然薯のほうは1900円だったもので。全体的に価格はそれなりに。目の前でシェフが料理してくれる系食堂なので仕方ありあせん。こだわりの強いお店という事でしょう。
だからこそ思うんですよね。
コーヒーフレッシュはやめい!!
これコーヒー好きには分かっていただけると思う。「当店はこだわりがあります!」的なアピールをされていてこのコーヒーフレッシュが出てくるとがっかりする。ホントがっかりする。肉と野菜が上質でも食後のコーヒーで台無し。このコーヒーフレッシュって、ミルクじゃなくて植物油だって事は、知っておいて損はない豆知識。
温泉珈琲300円、味が薄いので、ファミマのコーヒーが好きだという方にはおすすめしたい。
周辺の景色
猿投温泉だけの集落、といった感じで、猿投山へ続く道もあるようでした。春と秋ごろ行けば綺麗なんだろうなぁと思える景色でしたよ。
こちらは日帰り温泉施設です。飲食(おんじき)食堂もこの中にありました。
休憩施設や中華料理店が並ぶ繁華街。趣きのある建物で景色に溶け込んでいて良かったです。時間も無かったので中を見る事は出来ませんでしたが、あまり利用者がいない感じでした。(時間の問題だろうか)
手入れの行き届いた小道の先には小さいながら滝もあります。不動明王を祀った社もあり、パワースポットになっていました。撮影したはずの社の写真がなぜか保存されておらず、不思議な力を感じます。(違)
猿投温泉への交通手段 浄水駅編
まず、豊田市駅から浄水駅へ移動します。浄水駅前にはバスのロータリーがあり、送迎バス乗り場があるので、そこで待ちましょう。
結構目立つバスなので、間違える事は無いと思います。送迎バスは無料です。それも含めての1500円と思うと分かる気がします。猿投温泉送迎バスの時間はこちら。
期間従業員と温泉
時間帯としては温泉に入ってから二直スタートに間に合わせる事は十分可能ですね。期間従業員の方で、筋肉痛、関節痛、肩・腰の痛み、眼精疲労のある方にはここは比較的近いのでおすすめします。
ただ、「たまには温泉でも行ってリフレッシュすっぺ!」な方にはちょっとおすすめしないです。そういう方におすすめできる温泉施設を探しに、私は週末旅に出たいと思います。おすすめの温泉(公共交通機関で行けるところ)があれば教えて下さいね!